沖縄伝承話データベース

伊地カメさんの語り

猫化け(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

年老いた一人暮らしの男のもとに女房にしてくれとせがむ女が来る。あまりせがむので男は女房にする。やがて二人の間に三人の子供ができる。ある日、子供たちは母親が猫になっていることを知り父親に告げる。父親は隣りの婆さんを訪ね相談する。とうとう父親が女房を浜に連れ出して言うには、「今度化けて出たら、北の風が吹いたときは南の松にゴツン、南の風が吹いたら北の松にゴツンとぶつけるぞ」と脅す。猫は石穴に入っていって来なくなる。

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