沖縄伝承話データベース

伊地カメさんの語り

かんざし幽霊 ジュリ話(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

遊郭に若い娘が売られてきた。やがてジュリとなった娘はある男とだけ仲良くなるが、トゥビオーグという病気にかかり死んでしまう。娘を葬ろうと支度をしている時に、男の友人が娘のかんざしを拾う。そのかんざしを棺桶の中に投げ入れると、娘の鼻に突き刺さってしまう。鼻に突き刺さったかんざしの為に娘は往生できなくなり、夜な夜な仲の良かった男の前に出てくる。娘が鼻に刺さったかんざしを抜くように頼んだので、男は棺桶を開けてかんざしを鼻から抜き取り髪にさしてやる。以後、娘は男の前に出てこなくなる。

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