沖縄伝承話データベース

伊地カメさんの語り

大歳の客 猿長者(しまくとぅば)

※Flash Playerがインストールされていないと、正しく再生できない場合があります。

【語りの梗概】

貧乏人と金持ちがいた。天から神様が乞食の姿で降りてきた。金持ちの家に行ったが泊めてくれなかった。貧乏人の夫婦のところに行くと泊めてくれた。神は朝になってから湯を沸かさせた。その湯におじいさんとおばあさんが入ったら若返った。鍋に米を少し入れると増えた。金持ちが若返った夫婦を見て自分たちも真似て、神様を呼んで湯を沸かさせて入ると、彼らは猿になっていなくなった。貧乏人の夫婦は金持ちの家に住んだ。すると猿がやってきてうるさいので石を焼いておくと、そこに猿が腰掛けて尻が焼けた。それから猿の尻は赤くなった。

>>  伊地カメさん TOP