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【語りの梗概】
これはシツブ(節日)の由来話で、シツブは現在でも盛大に行なわれている。昔、シチブナカの時に、スデ水を雲雀(ゲーン)が瓶に入れて担いできたが、途中で桑の実(ナンザ)がよく熟れていたので食べたくなった。ゲーンは、持ってきた水瓶を下に置いて、木に登り一生懸命食べ、腹一杯食べて水瓶のところへ行ってみると、蛇とトカゲが水瓶に入り、中は空っぽになっていた。空っぽの瓶を主人のところへ持っていき、訳を話し、瓶の中に残っていた涙くらい水を爪につけたので、我々の爪は未だに何回も生え変わることが出来るが、蛇とトカゲは全部脱皮することが出来るようになった。