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【語りの梗概】

仲順大主が長男と次男に「あなたたちの子どもを殺して、私に乳を飲ませなさい」と言うと二人とも断った。三男に同じことを言うと「子どもは産みかえることもできるが、親はまたとは会えない。この子を埋めて、親に乳を飲ませて、親を育てる」と言った。三男は泣く泣く、この子を埋めようと、鍬を一回打っては涙をふいて、二回打っては涙をふいて、三回打とうとしたら黄金が出て来た。三男が、その黄金をもらい幸わせになった。