沖縄伝承話データベース

アカカナジャー魚とり

語り手は伊是名村勢理客の比嘉休太郎さんです
【梗概】

アカカナジャーというのは、海で魚を取るのが上手だったようだ。アカカナジャーと、人間が友だちになると、たくさん海の獲ものが取れたって。アカカナジャーと漁に行くと、魚の片方の目玉は、アカカナジャーの分け前といって、抜いてあったってよ。だから魚の目玉がない。
アカカナジャーは人間を海のどこにでも連れて歩いたけど、「お前は、屁はするなよ」と言ったそうだ。屁は一番、アカカナジャーの恐いものだったって。屁をしたら、すぐ、海のどんなところでも、どこにでも、置いてきぼりにするから、屁はするなよ。」と言ったって。人間が、屁をしたら、獲物も全然取れなくなった。屁をしない前は、取れたけれど、屁をしたら、全然、海の物は取れなかったって。

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