沖縄伝承話データベース

キジムナーの神隠し

語り手は伊是名村字諸見の名嘉マサさんです
【梗概】
私たちが小さいときはね、キジムナーが山にいるからね、ヤマジヤーのじいさんも化かされた。
あの人を村中の人が捜しても捜しきれずに、後はそのままほっとくと(あのじいさんの家の)仏はここにあるでしょう。三日目には仏の前に連れて来てたって。
去年か一昨年、本島から来ていた子どもも化かされたって。キジムナーが、山のあっちこっち連れて行き、後は、もといたところに連れて来たって。連れて行って、後は、この山に置いて来たり、また、あの山において来たり、五ケ字の人が捜したよ。本島から来た子どもだけどね。五ケ字の人でさえも捜しきれないでね、あっちの山で高い山があるでしょう、ずっとむこうの西の高い山。あっちこっち連れて歩いて、後はまたここ、もといたところに、池のところの山に連れて来て置いた。連れて行ったときも、ここから連れて行ったからね。また、ここに連れて来て置いてたって。

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