沖縄伝承話データベース

上門亀寿さんの語り

阿麻和利-網発見(共通語)

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【語りの梗概】

阿麻和利は、嘉手納の屋良から来たそうだよ。だから、屋良のアマンジャナーというんだよ。話を聞いただけだが、阿麻和利はビィーラで、歩くこともできない人だったから、親が山の中に放ったらかしにして捨ててあったわけさ。それで、山の中で一人さびしいだろう。さびしいから、あっちこっちごろ寝して、仰向けになっているときに、クモが、あの枝からこの枝と巣作りよったそうだ。巣作ったら、獲物が来るだろう。阿麻和利は、それを見て、「あぁ、こんなにして網作って魚捕ったら、人のためになるなあ」って、投網を作り出したという話だよ。そして、久場熱田の人に、阿麻和利は普段、網で魚捕って食べさせていたわけさ。

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