沖縄伝承話データベース

津嘉山藤吉さんの語り

普天間御嶽由来(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

大昔、日本本土の船が夜、航海していたが、港が分からなかったのでどうしょうかと迷っていると、普天間御嶽の提灯の火が見えた。それで部落があると思って陸に上がってみると民家は見当たらない。しかし提灯の火が見えたので、きっと人がいるに違いないと思って、その晩はその社(普天間御嶽)で泊まり、翌日、上がっていくと部落があった。それで、ここには神様がいると思って、香炉を作って祀ったということである。このことから多良間には五穀豊穣の神様がいるとして、旧暦の5月には普天間の氏神様として祀り、現在に至っている。

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