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【語りの梗概】
昔、この島にハンダという家があって、私(うち)のお爺さんがそこに養子に行っておったけれども、もう亡くなったよ。そのお爺さんの先祖が我那覇と言って、この人は琉球王朝時代に王のお供をして江戸に行ったって。そのときに豊臣秀吉に会ったわけ。その我那覇という人が被った帽子を豊臣秀吉が被ったら、 「こんな大きな頭は見たことがない。」と言って、それからウフチブルガナハ(大頭我那覇)というあだながついたそうだ。それから、この人が追い込み漁業を始めたらしいんです。刳船(くりぶね)二つに五、六人ずつ乗っていって網を下ろしてね、それで漁師が飛び込んでその網を追うわけ。それでだんだん網を近づけていって、すくって魚をとるわけ。それが追い込み網だったわけね。