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【語りの梗概】
昔はね、向こう昔の小橋川(くゎしちゃー)のうやふぁーふじ(祖先)は、偉い人がいよったってよ。して唐旅(とうたび)といって、向こうに唐にいらっしゃって、もう向こうから帰りの道でね、この部下がね、「この人を殺したら私が偉くなるから」と言って、その人は海に投げたってよ。して、海に投げたから、最初はその人はもう亀に乗って、その船より先にね、瀬長森というところに、で途中変わったといいよったね。サカにね、あんしぇサバや。瀬長にその亀が着いて、その人達はもう一度みや、あの宝物を支那から、唐からね、宝物もたくさん持たされて、お土産も持たされて、来たんだけれど、もうこれは、二人、三名行ったらしい。唐旅、してその偉い人が、部下二人に投げられて、その人は亀に乗って、乗ったから瀬長というところに、瀬長の浜に着いて、向こうの養老、え着いたから、海人(うみんちゅ)に助けられてよ、もうクタクタなるさあねぇ。海から持って来たちて、疲れてもう浜に着いたから、ようやくそこまで着いたから、海人(うみんちゅ)がそれを見て、それを助けて、その人が、また瀬長の祝女のところに連れて行って、そこで静養させて、たというお話ださぁ。してまたこの船から来た人は、「もう私がもう一人は亡くなったから私達がもう偉くなって、偉いんだねぇ」と言って宝物をたくさん持って来てやったんだけれど、その人達自殺したといいよった。とにかくね、その人見て、もう自分達より上だから、二人とも、助かったという、ことわかったから、自殺したという話があったさ。(亀は)食べないよぅ。して今の小橋川(くゎしちゃー)のお家の中にね、大きな亀の石があるというわけさ、お家の下に、それ割ったかね。お家の下に床下によ。それで小橋川門中はもう亀は全然食べないということになってるはず。