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【語りの梗概】
祖納堂とは役職名。儀佐は祖納の元祖の家で農民の代表だった人。儀佐はある日、大波嵩から毎晩与那国へ行くようになった。儀佐の櫂は大きく、三回漕ぐと与那国に着いた。弟の様子がおかしいので姉はある日、儀佐の襟に苧(カラムシの糸)をつけてやったが、大きかった苧の束がなくなったので与那国に行っていることを知る。そこで姉は弟に与那国へ行かないように注意した。しかし儀佐はそれでも与那国へ行った。ある日、儀佐はついに与那国の鬼虎に見つかり、鬼虎と手下に追われ、西表に逃げた。あと少しで鬼虎に追いつかれもう駄目だと思ったとき、フクロウの大群が現れ、鬼虎たちに襲いかかり殺してしまった。梟はその後海に入り、アバサになった。