沖縄伝承話データベース

上原善栄さんの語り

伊計城と宮城城の戦い(共通語)

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【語りの梗概】

伊計城(グシク)と宮城城(グシク)の戦いの時に、伊計グシクに、アタエ筑登之(ちくどぅん)と言って非常に知恵のある人がおったらしい。その人が、下から宮城グシクの兵隊が攻めてきたときに、竃(かまど)の灰をたくさん用意して、上から石を転がしたり灰をまいたりしたそうだ。宮城グシクの兵隊は、灰が目に入ってしまって、目をこする間に全部つぶされて、伊計が勝ったという話を、昔の人がよく聞かせてくれました。そのために、伊計グシク周辺は人骨がたくさんあるんです。で、そのアタエ家の遺骨はまだグシクの上にあるんですよ。

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