沖縄伝承話データベース

星勲さんの語り

フクリピャーの話(しまくとぅば)

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【語りの梗概】

フクリピャーという皮の厚い魚がいる。冬の終わり頃、魚たちは波の上にあがって、もう餌が食べられるかどうかと偵察に行くことになった。そしてフクリピャーは皮が厚いので、偵察役に選ばれて、波の上にあがったところ、まだ寒かったので凍え死んだ。今でも冬一番に死ぬのはフクリピャーである。

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