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【語りの梗概】
八重山が人頭税で苦しんでいた時代の話。耕作筆者(役人)がユームチ、タブサ(百姓から選ばれた人)を連れて見回りをした。あるところで休息してあん餅を食べたが、一つを食べずに捨てた。その日の夕刻、二人の百姓が仕事から帰って餅を捨てた所で休息した。一人があん餅を踏んだ。百姓はあん餅を知らないので、虫だと思って番所に届け出た。その日はもう暗くなっていたので、翌日耕作筆者が見に行くと、前日自分たちが捨てたあん餅であった。