フランス民話の世界
樋口淳・樋口仁枝編著|白水社|定価2,200円
フランス民話の世界は、深い森に似ています。
そこには、妖精や小人、狼や人食い鬼、悪魔だって住んでます。
民話の主人公は、この深い森にわけいって、小人に出会ったり、 巨人や魔女と戦ったりします。
けれども、最後は敵をやっつけて、幸せにくらします。
19世紀末からフランスの民俗学者たちが集めてきた民話資料から、厳選吟味した フランス民話のエッセンスです。
冒険物語のほかにも、たくさんの笑い話や、動物昔話がつまっています。
民話の国際比較に不可欠なATナンバーがついているので、専門的な研究にも活用して下さい。
翻訳は、語りの口調を生かすようにつとめました。